出雲黒柿と暮らしの木工 おかや木芸作品展（丸善日本橋店）
●2025年1月15日（水）〜21日（火）最終日15時閉場
●丸善日本橋店３Ｆギャラリー
ごあいさつ 清々しく初春をお迎えのことと存じます。 いつも変わらぬご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。 私どもが三十年余年にわたり取り組んでまいりました黒柿は、長い時間をかけて、黒い紋様が中心部から次第に現れてきます。微生物の働きによるものと考えられています。枝が折れたあとに出来るこぶや傷んだ部分からも黒くなるので、柿の木が自分を守る仕組みではないかと推察されます。天与の模様の美しさや自然の態（なり）に目を凝らし、いのちの声に耳を傾けていただければ幸いに存じます。 縄文時代以来育まれてきた日本の木の文化は、形を変えながらも現代に生き続けています。私どもは日本の素材に向き合い、伝統の手仕事を大切にしながら、暮らしを彩る木工芸品をめざしてまいります。 ご来場をお待ちしています。 おかや木芸 岡英司
