2019/04/08

制作の様子

黒柿ぐい呑(端反)を制作中です

黒柿ぐい呑を制作中です。こちらはろくろ挽きが終わり、これから漆を塗ります。黒柿は独特な模様があり、同じ木目が現れることはありません。製材の時、板にするか、輪切りにするかでも変わりますし、1mm削るか削らないかで模様の出方が変わります。木取りがとても大切になります。一つ一つの木材の模様を見ながら木取りをします。通常、木取りは歩留まりを第一に考えて行うのですが、黒柿の場合は黒が出ているところはほんの少し。使えるところが少なく、歩留まりが非常に悪くなります。